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その20 20回目記念・(ミルフィーユHQ)谷間の姫百合編 ~リアル・パティシエに挑戦にゃのまき~

別途、「パティシエ」スキルが必要にゃ。
適正スキル帯     45------52上限

 みなさんこんにちはですにゃ^^ このコーナーも去年の暮れに始めて、通算20回目を達成することができましたにゃ~!途中、体の不調で更新が遅くなってしまったりと、いろいろご迷惑をおかけしてますが、これからもまだ見ぬFFヴァナ料理を作っていきますので皆様応援をよろしくお願いいたしますにゃm(._.)m ぺこり

 それでは今回の料理を発表しますにゃ!
じゃじゃ~ん

もともと(HQじゃない)ほうはこっちにゃ。
べべん。

 さてさて今回の料理、いきなりHQに手を出してみたにゃ。なぜこんな料理を(無謀にも)作ろうと思ったかというと…

 LSメンバーのリクエストです(マジ)

 ↓その時の会話(ほぼ原文)

 キャス「今度20回目の節目ということで、なんかリクエストあったら作りますにゃ~」
 Sさん「ん~『谷間の姫百合』なんてどうかしら」
 キャス「ふむふむ」(←なんの料理かわかってない)
 Xさん「アップルパイとかどお?」

 キャス「ふむふむ(なんか『谷間の姫百合』の方が豪華でインパクト強そうだからこっちにしようかにゃ)」

 キャス「じゃ、『谷間の姫百合』ってヤツを作ってみようかにゃ」
 Sさん「やったー!リアル宅配よろw」

 …という経緯で作り始めたのが『谷間の姫百合』なのですにゃ。

 いろいろ調べた結果、ミルフィーユのHQってのがわかったり、レシピをいろいろ参考にしたりして自分なりにおいしそうな料理にしてみましたにゃ。

 HQのコンセプトは、材料(代)無視しておいしく作る。にゃ。

 でわでわ気合いの入ったレシピをご紹介しますにゃ!(`・ω・´)シャキーン

 れっつ、くっき~んぐ!!

 【ヴァナ・ディール料理教室】
 
 今回の料理は『谷間の姫百合』。アタシのように清楚で、可憐で、あま~いスイーツにゃ~。(ツッコミは不可)

 それではさっそく、材料のご紹介にゃ。


 谷間の姫百合(Un lis de l'étoile rouge d'une vallée)の材料にゃ。
 ※大きさは20㎝四方にゃ。
  ■パイ生地(本格的に作るとなると、やはり時間と手間がかかるにゃ。便利な世の中ですので、手間が省けるものは省いてしまいましょうにゃ。)…冷凍のパイシート3枚

 <カスタードクリームの材料>
  ■鳥の卵の黄身(卵黄) 2個分
  ■メープルシュガー(グラニュー糖) 50グラム
  ■サンドリア小麦粉(薄力粉) 25グラム
  ■セルビナミルク(牛乳) 250ml
  ■コアントローまたはバニラエッセンス 大さじ1

 (中に挟むクリームの材料にゃ。コアントロー(Cointreau)というのはオレンジで作ったリキュールのことにゃ。製菓店にはあると思うけど、ふつうのストアだとめっきり見かけなくなったにゃ~…)

 <ホイップクリームの材料>
  ■生クリーム 100ml
  ■メープルシュガー(グラニュー糖) 大さじ1
  ■コアントローまたはバニラエッセンス 大さじ2分の1

 (デコレーション用のクリームの材料にゃ。ホイップクリームを作る基本は…気合い!の一言に尽きるにゃ~。なかなか泡立たなくてもあきらめず、馬馬車のようにかき混ぜるのがコツにゃ~!

 <仕上げ用の果物とか>
  ■イチゴ 8粒
  ■百合根 2株

 (百合根はお正月の料理に使う材料で、暮れの時期以外はなかなかお店に並ばないシロモノにゃ。せっかく『谷間の姫百合』なんてネーミングがあるんだから、材料にも百合を使ってあげましょ、ということで入れてみたにゃ。)

 …材料はこんな感じにゃ~。

 ではまず、手間のかかる百合根の下処理から始めていくにゃ~

 1.<百合根のコンポートを作る> compote d'une ampoule du lis



 これが百合根にゃ。この時期にストアなんかには売っていないものなので「楽天市場」から取り寄せたにゃ~
傷が付かないように、おがくずの中に保存してあるにゃ。



 取り出しておがくずを洗い落とすと、白くてキレイな姿が見えるにゃ。まるでアタシのような(シツコイ)



 キレイな百合根を一片ずつペキペキとはがしていくにゃ。



 ふう、なかなかひと手間かかるにゃ。



 鱗片の内側にも土が付いてるので、きれいにごしごしするにゃ。



 きれいに洗ったら百合根を煮炊きするシロップを作るにゃ。水1対して…



 グラニュー糖を1の割合で入れていきますにゃ。(鍋の大きさにもよりますが、キャスは水300mlにグラニュー糖300グラムを使いましたにゃ)



 グラニュー糖を加えたら、火を付けてかき混ぜながら熱でグラニュー糖を溶かすにゃ。火の強さは中火で。



 煮立ってきたら火を弱火にして、百合根を入れてくにゃ。入れたら20分煮てくださいにゃ~。



 20分煮て、鍋を火から下ろして1晩寝かせておくにゃ。おいしいものには熟成が必要にゃ^^


 2.<パイ生地をのばす> abaisser de la tarte



 冷凍のパイシートを取り出して解凍するにゃ。だいたい5分~10分ぐらいで使えるようになるにゃ。解凍しすぎで柔らかくなりすぎた時は、冷蔵庫で冷やせばほどよい固さにまで戻るにゃ。



 生地をのばす前に、オーブンを予熱しておくにゃ。温度は180℃で10分間ぐらいかにゃ。



 さて、予熱をしている間に生地をのばしていくにゃ。まず、まな板、または作業台の上に薄力粉で打ち粉をするにゃ。打ち粉をしないと、まな板や作業台に生地がくっついて大変なことになるにゃ~。



 打ち粉をした台の上に生地を乗せて、麺棒で伸ばしていくにゃ。麺棒と生地にも打ち粉をするのをお忘れなく。



 ぎゅっぎゅっ。のばすときは、20㎝四方より少し広めにのばすにゃ。理由は生地を焼いたときに説明するにゃ。



 できあがったら、こんな風に重ねていいにゃ。しっかり打ち粉をしていれば、くっつくことはないにゃ。


 3.<パイ生地を焼く> four de la tarte



 オープンの余熱は終わったかにゃ?さっそくパイ生地を焼いていくにゃ。天板を用意して…



 オーブンシート(クッキングシート)を敷くにゃ。無いときはダッシュで買ってこーいスタタタタタッ(((((((((((_´Д`) アイーン



 シートの上に生地を乗せて、



 フォークでプスプスと穴をあけるにゃ~。穴の数は適当でいいにゃ。



 少し見えづらくてゴメンナサイ。このようにすれば( `д´)b オッケー!にゃ。



 余熱済みのオーブンで180℃、10分間焼いていくにゃん。残りの生地は冷蔵庫で冷やしておくといいにゃ。



 こんがりと焼けたにゃ~ だけど、ミルフィーユの生地になるのでこのままだとかさばり過ぎちゃうにゃ。なので



 厚手の紙などで、生地を上から押さえて空気抜きをするにゃ。そのあと、タルト用の重石などを写真のように生地の上にまぶすにゃ。
タルト用の重石は製菓道具のお店で売ってるにゃん。うちにはちょっと見あたらなかったので、おはじきで代用したにゃ…(;´Д`)



 さらに180℃で10分間焼くにゃ~。



 焼き上がったにゃ。この作業を3枚分やるにゃ。焼いたパイ生地は冷ましておくにゃ。あと、焼き上がったときの重石は箸などで取り除くにゃ。手で触るとΣ(´д`ノ)ノ あつっ!だにゃ。



 十分に冷めたら、このように出っ張った部分を切り落として形成するにゃん。



 このように真四角にするにゃ~。3枚重ねてまとめて作業してもいいにゃん。



 切り取った端っこは、袋に入れて手でもみくちゃにしてパイクラム(パイ屑)ってやつにするにゃん。



 がしがし。


 4.<カスタードクリームを作る> fais de la crème pâtissière



 次に中に挟むカスタードクリームを作るにゃ。気合い入れて付いてくるにゃ。



 まず、鳥のタマゴを黄身と白身に分ける作業から始めるにゃ。卵を割るときキレイに2つに割って



 卵の黄身を交互に2つの殻の中に移動させながら白身を落としていくにゃ。卵の中身を手に乗せて指の間から白身を落とすやり方でもいいらしいにゃ。どちらの方法でもオッケー☆⌒d(´∀`)ノにゃ。



 キレイに黄身だけ取り出せたら、お鍋の中にポイッ(/δ_δ)/ ⌒ ○と入れるにゃ。お鍋はできれば厚手のお鍋がいいにゃ~。まだこの時点ではお鍋に火は付けてないので注意を。



 次はグラニュー糖を50グラムを鍋に入れるにゃ。砂糖がよく減るにゃ~



 次にサンドリア薄力粉を25グラム計り入れするにゃん。この作業でカスタードクリームに小麦粉が入っていると初めて知ったにゃ~。



 25グラムにゃ。小麦粉は網などでふるってから使うにゃ。そうしないとダマができてなかなか材料と混ざらないのにゃ。ダマをブチブチつぶすのは骨が折れるにゃ。



 だばぁ。入れるときは、こぼさないように注意ですにゃ。



 最後にセルビナミルクを250ml計るにゃ。このミルク、本当においしいのかにゃ。(疑



 分量はきっちりと計って欲しいにゃ。そうしないとクリームの粘度が違ってきてしまうにゃ。



 ミルクは何回かに分けて入れるのにゃ。4~5回に分けて入れながら、お菓子用のヘラでかき混ぜるにゃ~。



 ミルクを入れ終わったところにゃ。分けて入れないとムラ無く混ざらないのにゃ。



 材料を全部入れ終わったら、ここでガスに火を付けるにゃ。火は中火で。ぷつぷつ沸騰してくるようでしたら火から下ろすにゃ。そうしないとコゲるにゃ。適度な固さのクリーム状になるまでグリグリ練り混ぜるにゃ~。



 いいにおいにゃ。
 鍋底をヘラで擦ってみて、このように底が見えるようになったらできあがりにゃ。火を止めて冷ますにゃ~。



 クリームが冷めたら、コアントローを大さじ1杯入れるにゃ。



 これも入れすぎるとクリームが水っぽくなるので、計った方がいいにゃ。アタシ?ミスラだし目分量でOKにゃ(ォィ



 さて、一晩寝かせておいた百合根のコンポートの出番にゃ。



 百合根の水切りをするにゃ。まな板の上に水切り用のクッキングペーパーを敷いて



 鍋の中の3分の2の量をペーパーの上で水切りするにゃ。残り3分の1はデコレーション用にとっておくにゃ。



 水気を軽く拭き取ったら、包丁でみじん切りにしていくにゃ。



 ざくざくざく。…なんだかふかしたお芋のような感じにゃ~。



 このくらいでいいかにゃ。あまり切り刻むと食感が楽しめないから、半殺し程度に(・∀・)ニヤニヤ



 クリームの中に入れて均一になるようにまぜまぜするにゃ。



 混ざり終わったら百合根入りカスタードクリームの完成にゃ~


 5.<ホイップクリームを作る> fais de la crème chantilly



 次は飾り付けのホイップクリームですわ。サンドリア風に言うと「クレーム・シャンティ」ですわね。



 ホイップクリームを作るときは氷水に漬けながら作業するにゃ。なので、材料を入れる容器はスチール製を使っていただきますにゃ。



 クリームの量は100mlにゃ。ちなみに、動物性生クリームの方がコクがあっておいしくできるにゃ。値段高いし日持ちもしないけど、おいしいものに妥協は禁物なのにゃ~ (  ̄ー ̄)〇"グッ



 …よく考えたら100グラム=100mlとは限らないにゃ… まあ細かいことは気にしないにゃ。



 生クリームの中にグラニュー糖を大さじ1杯入れるにゃ。



 次にコアントローを大さじ2分の1杯入れるにゃ。



 材料を全部加えたら、氷水を用意して(写真左)容器を浸しながら、泡立て器で泡立てていくにゃー。



 ぎゅいーん、がががが。あらら、容器が少し小さかったにゃ。あちこちに飛び散ってるにゃ(・・;)アセアセ… 写真撮るために手を離してますが、泡立てるときはしっかりクリームを入れてる容器を持って泡立ててくださいにゃ。不注意で氷水がクリームに入ると大変にゃ~



 時々、氷水からクリーム入り容器を離しながら10分~15分かき混ぜると、このようにツノが立つくらいクリームが泡立つにゃ。料理の本によると、ホイップに最適な温度は3℃から7℃あたりらしいにゃ。とにかく泡立たないうちは時間がかかって(#゚Д゚)y-~~イライラするけど、固まり始めるとそこからは速いにゃ。根気よくかき混ぜるのが必要にゃ。ツノが立つようになったらホイップクリームの完成にゃ。


 6.<パイとカスタードクリームを重ね合わせる> répète de la crème pâtissière et pi



 さあ、作業も終盤にさしかかったにゃ。焼き上がったパイとカスタードクリームを重ねていくにゃ。



 パイの上にカスタードをぬりぬり。結構ねっとりしてるので鍋の半分の量でもこぼれたりしないにゃ。



 ぬりぬりぬり。



 こんな風に平たく厚みを均一にして塗ってほしいにゃ。もっとギリギリいっぱいまで広げた方がいいかにゃ。



 クリーム塗った上から、2枚目のパイをかぶせるにゃ。ずれないよう、慎重に。



 またその上からカスタードをぬりぬりにゃ。



 塗り終わったら3枚目のパイをかぶせるにゃ~



 側面にもクリームをぬりぬり。



 ぬりぬり。



 側面にクリームを塗ったら、もみくちゃにしたバイクラムをぺたぺた貼り付けていくにゃ。



 少し見えづらいにゃ~…一番上のパイが少し大きすぎたにゃ。



 仕上げの前にお皿に盛りつけておくにゃ。大きめのお皿が見あたらなかったにゃ(;´Д`)


 7.<仕上げ> la finition



 さあ、最後の仕上げにゃ。トッピングのイチゴを切るにゃ。



 ピントがぼやけてるにゃ~… とりあえずイチゴのヘタは取ってくださいにゃ。



 ぷちぷち。



 ヘタを取ったイチゴを包丁でまっぷたつにするにゃ



 さくっ。キレイな色にゃ~



 半分に切ったものを4個分、四隅に飾るイチゴを4個用意するにゃ。



 残しておいた百合根のコンポートをパイの上に飾っていくにゃん。乗せるときは水気をよく落として乗せてくださいにゃ。



 ふう、バラの花みたいに飾れば見栄えがいいかもだけど、なかなかうまくいないにゃ~…



 次にホイップクリームで縁を飾っていくにゃ。



 絞り袋がうちになかったので、ポリ袋で代用してるにゃ。こんど買ってこようかにゃ。



 ハサミで袋の端をこんな風に切って(写真右上)ここから絞り出していくにゃ。



 ぎゅっぎゅっ。なんか虫の卵みたいだにゃ~…(想像するとコワイので妄想中止)



 キレイに縁取りできたにゃん~♪



 こんどは格子状にクリームを絞っていくにゃ~



 ホイップの上からイチゴを飾って完成にゃ~ あー長かったにゃ。



 タイトルのように百合を買ってきて飾ってみましたにゃ。料理雑誌みたいにキレイにとれないのが残念。

 料理長「おー、うまくできたね~。」
 Hakeem「うむ。あっぱれでござる。」
 Ranpi-Monpi「はやくー はやくたべさせてー!」
 Jacodaut「……くんくん(でもフライ返しは止めない)」
 Kipo-Opo「キャスが作ったとは思えない。

 ヽ(`□´)ノこらー!

 Kipo-Opo「ま、冗談だけど。よくやったな。」

 もっと素直にほめてくれてもいいのににゃ。ヽ(`Д´)ノプンプン


 ε-(;ーωーA フゥ… 疲れたにゃ
  なかなかの大仕事だったにゃ~まあ、いろいろパティシエの知識もついたし、いっかにゃ~。このレシピ作るのにいろいろ試行錯誤しましたにゃ~。他のレシピや本を見て参考にしたり、このためにお菓子辞典を買ってきたり…^^; 肝心の味ですが、最高ですにゃ^^(FF風に言うと、とてもとてもおいしい)苦労して作ったお菓子は格別ですにゃ~。是非皆さんも作ってくださいにゃ。(材料そろえるのが大変ですが)

 【参考文献】
  世界の四大料理基本辞典…服部幸應 著
  百菓辞典…山本候充 著
  Yahoo!グルメ…イチゴのミルフィーユ
  Infoseek楽天 マルチ翻訳・フランス語

 この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございましたにゃ。m(._.)m ぺこり

 それでわ、LSメンバーの反応を楽しみにしつつ、今回はお開きですにゃ。写真100枚近く載せてるので、すごい重いレシピになってしまってるにゃ^^;また、おいしい料理を作ってみますにゃ~では、ごきげんようにゃ~(^_^)ノ◇"ハンカチフリフリ♪